県内ローカル新聞の世界 佐久市民新聞

長野県には「市民新聞」のネットワークでもあるのだろうか?
手元にあるのは「佐久市民新聞」の10月6日号。
佐久市岩村田のコンビニで買いました。

ちなみに諏訪地域にも塩尻地域にも市民新聞があります。

佐久市民新聞は毎週金曜日の発行、発行元は佐久市民新聞社で住所は小諸市になっています。
一部220円と高めです。
8ページにわたり地域の情報が掲載されています。

表紙は臼田小学校で開かれた運動会。
臼田地区の4つの小学校が統合された後の初の運動会とのこと。

臼田は、佐久市を構成する地区の一つです。
小海線の駅を持ち、駅前には寂れたとはいえ商店街や飲み屋街が広がります。
南牧村経由群馬県につながる峠道の出発地点でもあります。
函館五稜郭と並ぶ近代平城である龍岡城が近くに現存しています。
4つの小学校の統合後は、全校児童数583人の規模での再出発のようです。

8面にも小学校の記事があります。
野沢小学校合唱部がNHK音楽コンクールの全国大会に出場とのニュースです。
凄いです。
野沢地区も佐久市を構成する主要地区の一つで、独自の商店街を持ちます。
付近には有名なピンコロ地蔵があります。

4面には面白い記事がありました。
信州プロレスが小諸で開催する「小諸ボンバイエ」という大会の紹介記事です。
北は根室から各地に存在するローカルプロレス団体が信州にもあったのです。
小諸のラーメン店主の主催で無料で行われるとのこと。
西口プロレスの長州小力やアントニオ小猪木が緊急参戦という豪華さです。

7面には、和算の全国大会が佐久平の交流センターで開かれたという記事も。
19回目となる和算の全国大会が長野県で開かれるのは3回目とのこと。
「産額」という和算の文化遺産が69枚も県内に残り、佐久市東中学には和算をたしなむ会があるという、教育県長野らしさがうかがえる記事です。

週一回の発行とはいえ、季節感と地域性に彩られた市民新聞はこの先も情報の発信、記録の媒体として残っていってほしいものです。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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