3月の山小舎

3月中旬に様子を見に山小舎へ行きました。

直前には甲信越地方は雪の予報があり、積雪が心配されました。
スタッドレスタイヤは装着したままです。
高速道路はもちろん、下道は路面乾燥状態。
標高1500メートルの大門峠だけには融雪剤散布の形跡がありました。
着いてみると、心配した通り山小舎の玄関が雪で閉ざされていました。

この日の山小舎の玄関前

最近振った積雪と屋根からの落雪で閉ざされた雪が一部氷となって玄関前を塞いでいます。
スコップで雪かきし、氷を砕かないと家に入れませんでした。

到着した日の夕食は恒例の炭火焼きです。

必死の除雪で開通
信州鶏の炭火焼き

翌日は天気が良く気温も低くないのですが、山小舎周辺は全くの冬景色です。

その日の昼食は茅野側に下りて、最近見つけた蕎麦屋に行きました。
開店前は他県ナンバーのお客さんが並ぶほどの蕎麦屋です。

山小舎周辺の様子
道路もこんな具合
手打ちそばの昼食

その後は、八ヶ岳の奥を目指し、奥蓼科温泉郷の「渋の湯・辰野館」で日帰り入浴です。
山中で行き止まりの「湯のみち街道」というルートを通り、御射鹿池という、東山魁夷の絵で有名になった池を過ぎて登ってゆくと、道沿いに明治温泉、渋温泉が出現します。

ルートを逸れて、除雪されていない坂道を恐る恐る下った場所にあるのが明治温泉。
お湯がいいとのことですがまだ営業開始していませんでした。

八ヶ岳
御射鹿池

湯の道街道に戻って更に行くと、渋温泉辰野館があります。
武田信玄の薬湯と言われる知る人ぞ知る温泉です。
日帰り料金は1650円と見たこともない高額設定ですが、入ってびっくり。
源泉温度は20度で冷たい温度ですが、温めたお湯につかると、体に染みるというか、強烈に暖まるというか。
湯の華で滑りそうな浴槽につかりながら温泉のだいご味を堪能しました。

奥蓼科温泉郷・渋辰野館
湯のみち街道

雪は深いのですが、3月の山小舎は真冬の寒さから一段落し、春の訪れを待つような気配でした。
今年の山小舎開きは4月中旬になりそうです。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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