裏口塞いでDIY!

これだけの古屋になるとDIYは際限ない山小舎です。
喫緊の話題は半地下の裏の戸締りです。

戸が外れた半地下

斜面に土台を形作っている半地下には三つほどの出入り口があります。
うち二つは戸締りしているのですが、一つが戸が外れているのです。

間に合わせに閉めて、固定しておくのですが、いつの間にか元通りです。
風で開くのか、自重で落ちるのか。
いずれにせよ物騒です(野生動物が出入りします)。
冬の寒さにも影響するでしょう。

何度戻してもこの通り

扉は外から打ち付けるのではなく、内側に打ち付けた垂木で枠にはめて固定するようになっています。
垂木の打ち付けが一方が外れているので、はまらないのです。
垂木を再度打ち付け直すことにします。

扉の内側

改めて扉の造作を見ると、扉側から単純に垂木を釘で打って固定しています。
一本の釘が抜けてブラブラになっている垂木に新しい釘を扉側から打ちます。
垂木が固定した扉を半地下の枠に、ハンマーで打ってはめ込みます。

釘を取り出し
扉側から打って垂木を固定

何とか扉を固定できました。
今までは面倒で間に合わせのことばかりしていました。

やってみると単純なこともありますが、ますます面倒の沼にはまることもあるのがDIYです。
面倒がらずにとりあえずやってみるのが田舎暮らし流なのかもしれません。

垂木の幅は枠と合っているので固定できる
半地下裏の現状

トマトを煮る

畑ではトマトが豊作です。
大玉にはならないのですが、8月に入ってからはよく成っています。

いつも通りほとんど潅水しません。
枝を支柱に結びつけ、脇芽は掻きます。

今年もトマトは豊作

実の付け根が割れて来たり、腐ってくるものもあります。
完熟で収穫し、よくできたものは彩に出荷します。
その次によくできたものは姫木別荘地内の友人や近所に配ります。

配る先にも気を付けます。
単身の滞在者はもちろん、奥さんがいても野菜をもらうのが迷惑な人もいます。
喜んでくれる人に配るようにします。
入り口の小嶋さんは旦那さんが亡くなった後は一人で来ていますが、野菜を喜んでもらってくれます(お礼に桃をくれたので、富士見の別荘で学友らと食べました)。

配った後に残ったトマトも多数あります。
実が割れているだけで味はよかったり、傷んだところをカットすると使える実です。
早いうちに煮て、冷凍しておきます。
トマトらしいコクと独特の青臭さがあり、料理に使うと孫たちはバクバク食べます。

湯煎する

トマトを煮る際のポイントは、皮むきと種の処理です。
皮は湯煎して剥くのですが、そのまま煮ると種が残ります。
畑のトマトは種が十分に育っているので、そのままでは邪魔になります。

冷水に戻すと皮がはじける

皮をむいたトマトを半分から4分の一にカットします。
手で種を含んだジェルの部分をこそげ取ります。
煮えづらい固い部分もついでにフライパンに集めて煮詰めます。
これは料理番組で見てから参考にしている方法です。

皮をむいた実をカット
ジェルごと種などをフライパンに
煮詰める

フライパンで煮詰めたものをザルで漉して、トマトの実本体と合わせて煮ます。
ある程度煮込んで水分を飛ばした後、冷まして冷凍です。

種をザルで漉して合わせて煮詰める。少し種は残っている
保冷パックで冷凍庫へ

トマトのほかにブルーベリーやブラックベリー、トウモロコシの粒などで冷凍庫が一杯になってきました。
娘から「トマトが欲しい」と連絡があったので、トマトとトウモロコシを冷凍便で送りました。
ついでに牛スジ肉と信州サーモンを入れておきました。

2025 山小舎来客第五弾!(富士見編)

山小舎に投宿した学友一行。
彼等の地元の地酒や、貴重な漬物類など、高価なお土産を頂きました。

また、山小舎の食材、アルコールなどは割り勘となり、年金生活の山小舎おじさんには助かりました。
さらに来年の浄化槽設置の寄付金までいただきました!
寄付金は、彩ステーション、娘一家に次いで3例目、延べ7人となりました。
勝手な申し入れながら、ご対応ありがとうございます。

一夜明けた山小舎。
6時半に二日酔いの目を開けて下へ降りると、すでにほぼ全員が起きています。
外に散歩に出ている人もいます。

パン、コーヒーに目玉焼き、野菜スープ、昨日のサラダ、ヨーグルト(ジャムとブルーベリー乗せ)、桃、プルーンなど、夏の山小舎の朝食メニューです。
その前に野草茶を煮だして試飲してもらいました。

すでに活動意欲満々のメンバーですが、麓の町は暑いので標高の高い近辺で、午前中はゆっくりすることになりました。
白樺湖から女神湖、車山を回る一団と、姫木周辺を散策する人、山小舎で待機、と3つのグループに分かれて午前中を過ごしました。
昼食は昨日の残りのおにぎりと、焼き鳥、ほかに焼きそばを2玉作りました。
皆食欲があります。

午後は下諏訪温泉の児湯に入ってから、富士見の別荘へ向かいました。
富士見高原リゾートには、参加メンバーのお父さんが建てた別荘があるのです。
ここで一行を見送る予定だった山小舎おじさんも、学生時代のノリよろしくお邪魔して参加ました。

一行は2台で出発。
山小舎おじさんの乗った車は、温泉の後、下諏訪から20号線で小淵沢まで行き、小淵沢インター近くのドラッグストアでビールなどを買いながら、長野側の富士見高原リゾート内の別荘地へ向かいました。
もう一台は夕食の食材を調達して別荘で合流です。

原生林に点在する富士見高原の別荘地は、国産材で別荘を建てることが条件だったそうです。
まずは堂々とした外観。
中へ入ると、居間は吹き抜け構造で、暖気がいきわたるように配置された3部屋が二階にあります。
広さもあり、普段手入れもされている様子がうかがえます。
皆は、勝手知ったるとばかり雨戸をあけ、網戸にして換気、布団なども用意しています。

富士見高原リゾート内の別荘へ
部屋の中から外を見る
テーブルでくつろぐ

今は、メンバーのお兄さんが管理しているという別荘。
親族やその友人のみの利用とはいえ、別荘利用の注意やルールが細かく張り紙され、使用料一人1000円を徴収とのこと。
使用料を入れるボックスには、使用者の日付などを記録する台紙もありました。

「利用規定」は別荘所有者にとって参考になる

これらの管理方法は山小舎にとっても非常に参考となりました。

富士見の夜はキムチ鍋と昨日食べられなかったアルプス牛のソテーなどで過ぎてゆきました。
ガスコンロや土鍋、炭や七輪まで完備している別荘は居住性十分でした。

翌日は朝食の後、出発の9時まで希望者で別荘地から山道をハイキング。
鹿の道と呼ばれるハイキングコースを歩きました。
網笠山と呼ばれる八ヶ岳最南端のピークが眺望できる地点まで登り、戻ってきました。
南側には富士見パノラマリゾートと入笠山が見えます。

鹿の道を上る
霧に包まれた網網笠山
パノラマリゾート方面を遠望

この日、一行のうち2人が帰り、残る3人は上田方面へ向かって信州の3日目を過ごしていました。
真田の時代の櫓が残る上田城は、博物館ともども見ごたえがあったとのこと。

来年も皆健康で再会できることを祈ってお別れしました。

2025 山小舎来客第五弾!(準備編)

8月の最終週、今年の山小舎ゲストの末尾を飾る一団がやってきました。
学生時代のサークル仲間の5人です。
昨年四十数年ぶりに山小舎で再会した4人ともう1人です。
今回は全員が飲めるように1泊のスケジューリングです。

日程が決まってからは準備に入りました。
8月は頭に娘一家を中心に1週間の来客。
中旬には道東旅行、と予定が目白押しでした。
ゲストを迎えるには準備期間が必要でしたが、8月の半分は娘一家らのゲスト対応、及び旅行で過ぎてゆきました。

本日も晴天なり。準備開始。
そとでの炭火焼きにはゴミ箱設置がマスト

学友たちの訪問にも気を入れて準備しなければなりません。
食事はいつもの炭火焼きがメインですが、地元の食材で前菜をワンプレート用意することにしました。
「地元の食材」には野菜のほかに、チーズ、ハムなどの加工品もあります。
この間に、地元の人から紹介されたり、ローカルニュースで見て、店を訪問し、味わった食材を集めます。
季節柄、トウモロコシ、アスパラなどの野菜も欠かせません。

畑のズッキーニを炭火焼きしてエゴマ油と山塩をかけたもの、伊那の直売所で買ったトウモロコシの炭火焼き、シイタケ焼き、春日のチーズラボのカマンベールのクラッカー乗せ、姫木の生ハムを高遠のメロンに巻いたもの、丸子の直売所で仕入れたデストロイヤーのホイル焼きバター乗せ、などを、銘々の紙皿に円形に配置します。
前菜のメニューです。
これをつまんでもらっている間に焼き鳥から焼き始める予定です。

ジャンポンドヒメキの生ハムに初トライ
地元産のメロンに巻いてみる
前菜プレートが出来上がる。焼きシシトウのだし浸しは作り忘れる
焼き物

前日からアルプス牛のスジ肉を煮て、野菜とともに味付けしておきます。
当日は温めつつ豆腐を投入して深皿で提供します。

当日は午前中から、鶏ももと砂肝を切り分けて串にさしておきます。
午後からは、佐久の銘柄米・ミルキークイーンを4合炊いて塩結びにしておきます。
ブロッコリーと玉ねぎとビーツのピクルスとゆで卵をそれぞれ和えたサラダも作ります。

外にテーブルと椅子とグリルを配置して炭をおこしておきます。
4時に到着というので、そのころには炭火焼きを開始できるようにします。

牛スジ煮。完食

飲み物は、クラフトビール、高山村のシードル、ワイン、地酒は千曲錦の冷酒。
信州ウイスキー。
別の来客が持ってきたビールもあります。

書いていても疲れました。

4時に予定通り一行が到着。
懐かしい再会の挨拶もそこそこに歓迎の食事の開始です。

焼き鳥から焼き始めましたが、信州豚を焼く前にストップがかかりました。
皆、寄る年波のせいなのか、遠慮深いのか、30代の食欲とは違います。

それでも炭火のあるうちにと焼いた信州豚肩ロースも2パック完食。
ラストのアルプス牛は焼く前に今度こそストップとなりました。
串焼きも10本近く残り、翌日の昼食用となりました。

暗くなってからは舞台を山小舎内に移し、地酒、ウイスキーと乾き物で、汲めど尽きせぬ話題とともに第一夜は過ぎたのでした。

当日のメニュー。書いておかないと忘れる。漬物とデザートは出し忘れたり作らなかったり

令和7年畑 ホウズキ収穫

8月の畑は雑草のジャングルです。
その密林の中でホウズキの木が勢いを伸ばしています。

収穫間近なホウズキの実

数年前からホウズキの苗を数本植えていました。
たくさん採れた年もあり、東京に送ると楽しみにしていた人もいました。

初めての時は抵抗がありますが、絶妙な酸味と甘みがあり、その味に惹かれます。
県内の直売所でも出回り、10個ほど入ったパックが数百円で売られていることもあります。

旺盛なホウズキの木。奥に青い実が見える

鑑賞用のホウズキと同じ袋を持った実がなります。
袋が黄色から茶色になると中の実が熟した証拠です。
袋ごと収穫します。

ホウズキはまだまだとれそうです。
今年は彩ステーションに送るほか、姫木別荘地内のバイト仲間にもおすそ分けしました。
毎回、ナスやトマトなどの野菜には大感激してくれるのですが、翌日聞くとホウズキはまだ食べていないとのことでした。

収穫したホウズキ

畑は、キューリが終了。
水気がないのでトマト以外の果菜の成りがよくありません。
ナスやゴーヤなどには潅水しようと思います。
カボチャも成っているようですが、草に埋もれて確認できていません。

個に比の収穫1。トマト最盛期
この日の収穫2

令和7年畑 夏草との格闘

8月は来客や旅行で畑に行けない日が多くなり、作物は雑草とともに放っておかれることが多くなります。
作物は雑草の猛威にさらされます。

久しぶりに訪れた畑は、軽トラの駐車場所も雑草に覆われていました。
草刈りをしなければなりません。

畑の横を通る中山道沿いに畑を見る。フェンスがツタに覆われている
草ボーボーの軽トラ駐車場所

軽トラの駐車場所から除草を始めます。
イネ科の雑草が存分に生い茂っています。
草刈り機のヘッドに丸歯を取りつけエンジンの回転を上げて回します。
フェンスに絡みついたツタも強敵です。

駐車スペースから草刈り開始
刈ったそばから熱射が雑草を枯らしてゆく

圃場へ入ると作物が一面の雑草に覆われています。
1か月も放っておくと夏場はこうなってしまいます。

フェンス内の圃場はこの通り

圃場の周りと畝を中心に刈ってゆきます。
夏の酷暑が容赦なく襲い掛かります。

圃場の周辺から刈ってゆく
畔の部分もこの通り

雑草ばかりではなく、茎が太く背の高いイタドリのようなものも圃場の周辺にバシバシ生えています。
日光と風通しの邪魔になるのでできるだけ切り倒します。

此方の体力と相談してざっとこの日の草刈りを終えます。

こまかな部分の手入れはまだまだこれからです。