6月の山小舎

6月になりました。
朝晩はまだまだ肌寒い山小舎周辺です。
雨の日などは日中でもストーブをガンガン焚こともありますが。

それでも6月です。
穏やかな日中は初夏の様子です。

晴れた日は春ゼミの合唱がにぎやかです。

地上に落ちた春ゼミ

樹々の緑も厚くなり、山小舎の地上波アンテナでは5チャンネルの受信ができなくなりました。

玄関の石垣に棲むトカゲは天気がいい日には外に出て日光浴をしています。
人間が出てゆくと慌てて石垣内の巣に戻ります。

洗濯日和

日中の時間が1年で最も長いこの月。
標高1400メートルの山小舎では紫外線の強さも絶大です。

軽トラ流れ旅2025 北相木村・群馬県境を行く

北相木村へ行ってきました。
長野県南東部、群馬との県境に位置する山村です。

軽トラで八ヶ岳の東山麓に出ました。
小海町から北相木村にむかう道に入りました。

その前に腹ごしらえ。
小海町の駅近くの直売所の食堂で限定10食の手打ち蕎麦です。
千曲川とその向こうのJR小海線を眺めながらのランチです。

食堂の人に北相木からぶどう峠、十石峠方面の道路事情を聞きました。
数年前の台風による通行止めはなくなったものの、道が険しいとのこと。
通行できるのなら大丈夫でしょう?

小海町の直売所「プチマルシェこうみ」
限定10食の手打ち蕎麦
千曲川と小海線方面を見つつ

そこから群馬方面は初めての道です。
国道沿いの町とは一味違った落ち着いた集落が続きます。
何より空が高いです。

小海町から北相木村をめざす
群馬県へ向かうみち
村営バスの停留所

道路沿いに縄文遺跡の栃原岩陰遺跡がありました。
洞窟を利用した縄文時代の住居跡で、様々な骨などが出土したとのことです。
簡単な柵が建てられているだけの洞窟ですが、おそらく大変貴重な遺跡なのでしょう。

栃原岩陰遺跡
遺跡があった洞窟

さらに群馬方面へ進みます。
直売所、役場、考古博物館などがありましたが、日曜日のこともあり?いずれも休館でした。
ここから県境のぶどう峠までは集落もない山道です。

道沿いの滝

ぶどう峠までの道はほとんど対向車もいない山道でした。
道路状況は悪くないのですがひたすら曲がって登る道が続きます。
いつまでたっても、どこへにも出ない?山道ドライブです。

ぶどう峠からは群馬県

そのうちなんとなく山里に下りてきました。
群馬県上野村でした。

上野村と言えば日航機の墜落現場・御巣鷹山がある所。
道路沿いに「御巣鷹山慰霊碑方面」の案内が出てきました。
そっちの方向へ行ってみましたが、トンネルが続きダムが出てきて、目的地は遥か先なことがわかりましたのでUターン。
上野村の集落に戻り十石峠へと向かいました。

群馬県上野村の上野ダム
上野ダムより御巣鷹山方面を望む

十石峠は長野県との境、ぶどう峠の北側に位置します。
またまた深い山塊を走ります。
ほとんど通行量のない山道をひたすら走ります。
結局、ぶどう峠から群馬県内を通り、寄り道しつつ十石峠で長野県に戻るまで3時間ほどかかりました。

十石峠を通って長野県へ

軽トラ旅にとってはきつい山旅でした。