真夏日の松本平に向かいました。
毎年行っている松本のスイカ市で波田のスイカを買うためです。
松本郊外の波田地区はスイカが名産です。
シャリシャリしたスイカが食べられます。
朝7時半に山小屋を出発して向かいました。朝から炎天下の軽トラ旅です。
三才山トンネルを抜けて松本側に下り、梓川沿いに南下して会場へ向かいました。
9時半前には会場のスイカ選果場に着きましたが、既に駐車場は9割がたが埋まっており、テント前には長い行列ができています。
毎年この時期には県外ナンバーの車両も含めた来場者であふれています。
遅くに到着して売り切れだった年もありました。
毎年、スイカ農家が数軒ほどテントを張って出店しますが、今年は2軒ほどが出店。
1軒は例年購入している百瀬さんのもの、もう1軒が最近大人気の通称だいちゃんスイカ、名前を出しての出店はこの2軒だけでした。
だいちゃんスイカには30メートルほどの列ができています。
迷わず百瀬さんのテントに向かいましたが、到着寸前に無情の本日完売のプレートが出されました、残念。
隣を見るとJA松本ハイランド名のテントがあったのでそこに向かいました。
おそらくJA加盟の各農家の出品によるものなのでしょう。
波田スイカの呼称はありませんでしたが、何度も来れる場所ではありません、ここで購入しましょう。
1個を調布の自宅に送り、1個は持ち帰りました。
L玉が2100円で、去年の1900円から上がっています。
その前は1600円でしたが。
買い終わって炎天下の選果場を後にします。
松本から山形村を抜けて塩尻に南下するアルプスグリーン道路と呼ばれる農道を走ります。
途中に、直売所と道の駅が1か所ずつあります。
そこではスイカなど季節の農産物が花盛りと積まれ、買い物客で賑わっています。
信州の、夏到来です。
この1か月の間に、スイカ、桃、スモモ、ブルーベリー、枝豆、トウモロコシのほか夏野菜が出盛りとなり、8月中旬にはその季節が去ってゆくのです。
信州の野菜農家にとっては1年分の稼ぎ時なのです。
山形村にある道の駅今井恵みの里では、季節柄か七夕の飾りが天井からかかり、スイカの試食サービスに客がならんでいます。
秋の長芋、白菜、初冬のリンゴなど、季節ごとの安曇野の恵みが一堂に会する直売所がある道の駅で、山小舎おばさんもお気に入りの場所です。
地元の桃のはねだしが1箱2500円、少々高い気がしますが加工用に買いました。
ジャガイモのデストロイヤーがあったのでこれもゲット。
ビーツは見当たりませんでした。
昼ごはんにソースカツ丼弁当も。
この日は塩尻まで下って、花火屋へ行く予定です。
まだ10時半ですが、弁当を食べる日陰を探しながら塩尻方面へ下ります。
ここで、急に平出の泉を思い出しました。
塩尻郊外にある縄文遺跡群の中ほどに湧く青く澄んだ沼です。
スマホで調べると案外近いので花火屋の前に寄ることにします。
平出博物館の近くに泉はありました。
年配の男性が二人、カメラをもって泉を眺めていました。
確かに底まで見通せる澄んだ水でした。
神秘の青をたたえています。
平出を後に塩尻の中心部に向かいます。
大門の通りにはテキヤのテントが並んでいます。
夜のお祭りの準備のようです。
塩尻には今では珍しい花火屋さんがあります、この店季節以外はひっそりと文房具を扱っているようです。
セットではなくバラで売っており、種類も豊富です。
孫らのために手持ち花火を中心に選びました。
買った後、2割ほどの分をおまけで選ばせてくれるサービスの良いお店です。
会計をしながら店のおばさんに、表で準備しているお祭りのことを聞きました。
玄播祭、とのことでした。
なんでもこの地方にいた古狐の玄番之丞というものに由来したお祭りとのこと。
茅野ドンパン、上田ドドンパ、丸子ワッショイといった現代風、町おこし的な命名のお祭りが多い(と思われる)信州で、地域の伝説にのっとったお祭りがそこそこ大規模に行われているなんて、塩尻は素敵なところじゃないですか。