令和6年畑 夏野菜苗その後

夏野菜の苗を定植してそろそろ1か月近くたちました。
1週間ほど自宅に帰った後、畑の様子を見に行きました。

猛暑の中、レタス類が頑張っていました。

レタス、サンチュなど

玉ねぎの葉が倒れ、収穫期が近づく中、ズッキーニが順調です。
毎年、夏野菜の最初の収穫はズッキーニだったりします。

ズッキーニは、茎が伸び花が咲いてきた

初めて植えたソラマメに花が咲いていました。
木の丈が短いのに花が咲くのは、苗とガッテン農法の相性が良くないのかもしれません。
無肥料の環境で自らの根と葉から養分を吸い取り、精製しなければならないからです。
それ以前に苗が、環境に負けて、成長をあきらめ実を結ぶことを考えたのでしょうか。

ソラマメ2本。早めの花が咲いている

かんぴょうを作ろうと、夕顔を2苗植えましたが、1つの生育がよくありません。
もう1本に頑張ってもらいましょう。

トウモロコシ、枝豆を山小舎で芽出しして定植しましたが、ほぼほぼ活着しています。
枝豆を今年は収穫できそうです。

頼りなかった枝豆の苗が無事活着していた

3列植えたトマトは今年も順調です。
乾燥に強く、たくましいトマトは、無肥料、無潅水のガッテン農法にあっているのでしょう。
苗の丈の伸長に合わせて支柱を立てておきます。

逞しいトマトの苗
トマト3列に支柱を立てる

6月初旬とはいえカンカン照りの畑。
まるっきり元気のないナス、ゴーヤに潅水してこの日の作業を終えました。

いちごの季節到来

季節感のない果物のいちごですが、信州では地物が出回るのが春から初夏にかけてです。
値段は東京のスーパーで買うのと大差ないのですが、新鮮で香りがよいのが特徴です。

例年は加工用のいちごを箱で買ってジャムにするので、今年もB品いちごが直売所に出現するのを待っていました。

6月初旬に東京の自宅から戻り、高速バスの駐車場で軽トラに乗ると山小舎方面へ向かわずに、茅野から杖突峠を越えて伊那へ向かいました。
梅干用の完熟梅を探しつつ、伊那方面の直売所を巡ってみようと思ったのでした。

杖突峠を越え、伊那に入り、高遠地区を越えて、長谷村にある「道の駅南アルプス村はせ」へ向かいます。
直売所をのぞきますが梅はありませんでした。

高遠へ戻り地区内のAコープへ。
梅は和歌山産の南高梅がありましたが、これはパス。
ここで弁当を買って昼食。
夕食用のお惣菜も少しゲット。

伊那へ下り市内を抜けて、南箕輪村の直売所「あじーな」へ。
ここあじーなは豊富な物量を誇る直売所で、トマトの季節にはこれでもかとトマトが並び、トウモロコシの季節にはトウモロコシが、桃の季節にはA品からB品までの桃が箱で並びます。

梅を探しましたがここも南高梅でした。
その代り完熟いちごが大パックで売られており、小粒のパックが560円ほどです。
加工用が箱で900円前後ですから、そんなに高くはありません。
ジャム用にひと箱(ふたパック)ゲットしました。

翌日、加工します。
ヘタ付きのまま洗い、ヘタを取ります。
再度水洗いして鍋に入れ砂糖をかけておきます。
その間に瓶と蓋を煮沸消毒します。

砂糖で水分が出てきたいちごを煮てゆきます。
とろみが出てきたら出来上がりです。

瓶に詰め蓋をして再び煮沸します。
蓋を固く締めて完成です。

初夏の香りをそのまま封じ込めた瓶詰ができました。
今年のいちごジャムはどなたに食べてもらいましょうか。

6月初旬の東京

娘夫婦の誕生日が二人とも6月です。
誕生会をするというので自宅に帰りました。

東京は蒸し暑く、半そで半ズボンの季節になっていました。

自宅の近くの公園にはアジサイが咲いていました。
付近の農家の畑ではトウモロコシが勢いよく伸びています。
ナスには実が付き始めています。
畑の角のヒマワリが伸びています。

アジサイ
トウモロコシ
ナス
ひまわり

誕生会はいつものように庭に出て炭火焼きをメインに楽しみました。
山小舎おじさんはぼた餅と赤飯をお祝いに拵えました。

自宅の庭のデッキで誕生会の食事
手製のぼた餅

さんざん飲んで食べた翌日は腹ごなしに自転車で郊外を走りました。
春先に桜を眺めながら走った、狭山境緑道はうっそうとした緑に包まれおり、季節の移ろいを感じました。

狭山境緑道の緑。小平駅付近

梅を漬ける その1

さあやってきました。
梅の季節です。

山小舎で漬けた梅干が、彩レデイースと娘一家に評判がいいのです。
今年は多めに漬けようと思います。

直売所やスーパーに梅が出回っています。
その梅が黄色く完熟してくるのを待ちます。

青梅で漬けても梅干はできるのですが、実が大きく硬いので、梅酢が上がるまで時間がかかります。
その間、カビが出るなどのリスクが高まります。
またどうしても出来上がりが硬くなります。
果肉がペチャっとして、乾いてもおいしく食べられる梅干には向きません。

完熟梅はツユ明けに出回るものと思っていましたが、直売所に黄色い小梅が1キロ袋で500円で売っていたので購入しました。
地元産です。

漬けもの用の甕を洗って準備しながら、ネットで塩の分量などを確認します。
梅の重量比で18%の塩で漬けることにします。
塩を400グラム弱計ります。

青梅でなければあく抜きは必要ないようですが、洗浄を兼ねて、梅をよく洗った後に一晩水に漬けます。
水から上げた梅をザルにあけて半日乾かします。
漬ける前につまようじでへたの部分を取り除きます。

水に漬けた後、ざるにあけて乾燥中の小梅

甕を用意したのですが、カビの匂いが取れないのでプラスチック製の漬物たるを用意します。
甕には自家製味噌のカビがくっついたようです。
しばらく水を張って脱臭するようにします。

消毒のため、35度の焼酎をスプレーを樽の内面に噴霧します。
乾いた梅にも軽く噴霧します。

たるの底に軽く塩をふります。
一段ごとに梅を敷いて行って塩をふります。

分量の塩で漬け込んでゆく
しっかり重しをかける

中蓋を置いて重めの重しを置きます。
なお、中蓋、重しも洗ってから焼酎を噴霧しておきます。

一晩たって梅酢が上がってきました。
もう大丈夫です。

重しを半分にして赤シソが出回るのを待ちます。

一晩立って梅酢が上がってきた

令和6年畑 ヤーコン定植、草刈り、側溝掃除

ヤーコンの苗を定植しました。

一度植えたヤーコンですがたちまち鹿に掘り起こされ食されてしまいました。
ヤーコンの葉は苦く、鹿は好まないものと思っていましたが、甘い種芋は大好物だったようです。
鹿の通り道に、餌のごとく植えてしまったこちらの責任でもありますが。

ヤーコンを植えた区画は、鹿よけのネットで区切られた畑の中ではありましたが、冬の間に鹿にぶち当たられ、踏み倒されてネットと支柱は廃墟のようになっています。
鹿は出入り自由です。

踏みにじられたネットの修理は、夏までの畑の作業が一段落してから行います。
あるいは撤去してしまうかもしれません。

ヤーコンは芋が自然食として有効であるほかに、葉っぱが野草茶として有用です。
乾燥した葉を煮だすと苦い味がするのですが、ヨモギやスギナと合わせて煎じると飲めます。
現在飲んでいるヤーコン葉は残り少なくなりました。
今年はヤーコン葉を新規に採取したいものです。

ということで、再度購入したヤーコンの苗を鹿よけのトンネルの中に植えることにしました。
アーチ形の支柱に、ビニールではなくネットを被せたトンネルです。
無事育ってほしいヤーコンです。

ネットを被せたトンネルの中にヤーコンを定植する

この日は一番草の続きもしました。

草を刈ってゆくと側溝に刈った草が落ちてゆきます。
側溝は地域の共有財産なので協力して管理してゆかなければなりません。
落ちた草は流水を止めたり、側溝を痛めたりしますので取り除きます。
雨の後なので流水があります。
流水をスムースに通すように自分の畑のそばの側溝は管理するのが畑を作る者の責務です。

雨水を側溝に排出する排水路

側溝周りの草苅と側溝内の掃除

花豆を炊く

花豆を炊きました。
花豆は信州名産の大型の豆で、高地に育ち、直売所や土産物屋で売っています。
主に甘く炊きます。

一度炊いたことがあるのですが、皮にしわが寄り、硬く炊きあがってしまいました。

ある日小海町の直売所で花豆を見掛けたとき、炊き方の解説が添えられているので読んでみると、2日間水に漬ける、2度茹でこぼすなどと書かれていました。
その通り炊いてみようと思い一袋購入しました。

レジに持って行って係の人に聞きました「2日間漬けるんですか?」。
地元の人は答えました「花豆は皮が硬いからね」。

バイト仲間の人が砂糖をくれました。
奄美列島の喜界島出身の人で、高校時代は実家のサトウキビ畑の刈り取りを手伝ったという人です。
サトウキビから作った蔗糖を精製した砂糖を奥さんがネットで買ったからといって1キログラムほどももってきてくれたのです。
思わず「これで花豆を炊いて持っていきます」と言ってしまいました。

いただいた砂糖

花豆を丸2日、48時間ほど水に漬けました。
ときどき水を替え乍ら、豆が水面から出ないようにたっぷりの水に漬けました。
2日後に茹でこぼしです。
3回ゆでこぼししました。

茹でこぼすこと3回!

この時点で豆は、皮にしわが寄ることもなく丸々としています。
水を替えて炊いてゆきます。
豆が柔らかくなってきました。

水を替えて炊き上げる

いただいた砂糖、白砂糖を加えます。
目分量です。
塩、しょうゆ、塩麴を加えます。
味を見ながら慎重に行います。

なかなか煮汁が減らないので途中、豆だけを引き上げて煮汁を煮詰めました。
煮詰めた煮汁に豆を戻し入れて照りが出るまでひと煮立ち。
味見をするとふわふわの煮豆ができていました。

味付けして出来上がり

ちゃんとした料理を作るには準備が大事だと改めて学んだ花豆炊きでした。

砂糖のお返しに炊いた花豆をパックに詰める

彩レディース来襲の後

彩レディースが帰ってゆきました。
嵐のような一泊でした。

翌日からご使用になったシーツ、布団カバー、枕カバー、タオルケットを洗って干します。
タオルケットはもとより、シーツ類もよほどの好天じゃないとパリッと乾きません。
外の風に当てた後はストーブのそばで乾かします。
まだまだ朝晩はストーブが欠かせません。

とはいえ5月下旬の山小舎は晴れた日は春ゼミが鳴き、新緑に輝く時期です。
育苗ポットにトウモロコシとインゲン、枝豆の種を蒔きました。
夜間や雨の日は室内に入れて保温していると芽が出てきました。

次に帰京するのは6月上旬、娘夫婦の誕生会です。
それまで英気を養い、畑仕事をし、丸太を切って割って、別荘管理事務所のバイトをします。
もう一回くらいわらびでも採りましょうか。
ハイキングもいいでしょう。
蓼科山の大河原峠コースも歩いてみましょう。

新緑の山小舎周辺
トウモロコシ、インゲン、枝豆の芽出し

彩レディースのお土産です。
道の駅黒曜で買ったという日本酒2本とウイスキーです。
いつも過分な施しをありがとうございます。

彩レデイースからもらったお土産の日本酒とウイスキー