酷暑が終わり寒暖差が大きくなった畑で食用ほおずきが伸びている。
夏の暑さと乾燥で苗の伸びがイマイチだった食用ほおずき。
出荷先での評判がいいので、今年は8本ほど苗を植えていた。
9月に入り、樹が伸び始めていたが、成長の遅れは明白で、収量は期待していなかった。
ほおずきの収穫期は初秋。
枝に花が付き、ほおずきの袋がつり下がってくる。
袋が枯れた頃、実が熟する。
熟した実は、甘いだけでなく、酸っぱいだけでなく、独特の味の複雑さと上品さを持つ。
ほおずきの直売所などでの売値は安くはない。
10月に入った頃の畑でほおずきが伸びていた。
幹は太く重くなり、枝枝が四方に伸びている。
土に付かんばかりに垂れ下がった枝には無数の袋がつり下がっている。
これは豊作だ。
このまま幹と枝を放置しておくと今後の着果に影響しかねない。
ということで幹と枝を管理する。
支柱を立てて、改めて幹を縛り付け、枝を支える。
幹は硬く、太く、枝は重い。
時間をかけてくくり直す。
この日は若干の収穫もあった。
10月の第一弾として出荷する。
試食したほおずきの味は例年にも増して独特の味わい。
これはいい!