畑に投入する資材として、発酵腐葉土を作っています。
この資材の役割は、植物へ直接作用する栄養(肥料)としてではなく、土壌中の微生物の栄養としてです。
微生物が活性化すれば、植物への栄養補給のほか、土中環境の改善などが期待でき、要すれば自立した生命力のある野菜が育つからです。
無農薬、無肥料の自然農法を目指している山小舎おじさんですが、畑全部が自然農法向けに出来上がっているわけではありません。
日照りが続くとすぐカチカチになる土壌や、常に湿っている場所もあります。
去年の例でいうと、キャベツがいつまでたっても肥大しなかったり、イモ類の収量が少なめだったりしました。
成長したものの、硬く仕上がったセロリのような例もありました。
野菜には収穫期というタイムリミットがあります。
それを過ぎた野菜は、硬かったりして食べるのに適しません。
肥料で促進するのではなく、その植物にふさわしい成長期間に収穫を迎えられるよう人間がサポートしなくてはなりません。
サポートするための資材として、例年使っている「えひめAI」のほかに、今年から「発酵腐葉土」を使うことにしました。
土壌改善が進めば土自体もふんわりしたものになります。
湿気の強い場所では、物理的な穴あけによる排水作業も実施します。
今日は発酵腐葉土を新たに仕込みました。
腐葉土、燻炭などを用意します。
分量通りに配合して混ぜ合わせます。
密閉して日中は日に当て、10日ほどで完成です。
苗を育てる際の用土の元にも使えます。