1月の高尾山系で山歩きしました。
国道20号線沿いの大垂水から、小仏によって高尾山まで歩くというコースです。
地図もなく、歩いたこともないコースですが、道案内の看板と他のハイカーたちを頼りにとにかく出発しました。
ペットボトルに水道水を汲み、コンビニでおにぎりを2個と缶コーヒーを買いましたです。
コンビニで軍手も買いました。
JR八王子駅から相模湖駅行きの神奈中バスに乗ります、9時47分発です。
気温は4度です。
バスは1時間ほど走って八王子市内を抜け、高尾山口駅に寄って国道20号線を上ってゆきます。
高尾山口バス停で大勢のシルバーハイカーが乗ってきて、満員になりました。
ストックを突いてようやく乗車するような高齢者もいます。
峠道を上って大垂水バス停に着きます。
運賃は八王子駅から610円でした。
ここで全員が下車しました。
バス停からハイカーたちは思い思いのスピード、コースで出発。
たちまちばらけてゆきます。
大垂水峠は小仏峠と並ぶ東京都と神奈川県の県境。
列車や高速道路は小仏トンネルを抜けますが、国道20号線は大垂水峠で県境を越えます。
バスを降りた皆の後に着きながら国道わきの舗道を上ってゆき、道案内の看板通りに高尾山への道をたどりました。
コースは三方に別れ、高尾山ルートには、前を行くハイカーは誰もいませんでした。
しばらく細い道をなだらかに上ります。
やがて合流地点にきました。
二人ほどハイカーがいました。
看板を見るとこのまま高尾山へ向かうルートがありますが、小仏峠に寄ってみたかったのでその方向へ進みました。
林道をたどってしばらく行くと、やがて林道は途切れ、細い道になりました。
滑り落ちないように用心して進むと、大垂水からの道との合流地点に出ました。
そこから急な上りが続き、階段を登りきると、小仏城山と呼ばれる場所に出ました。
小仏城山には茶店が営業していました。(土日だけの営業かもしれません)。
木製のベンチとテーブルがたくさんあり、ハイカーたちが思い思いに休んでいます。
コンロを焚いてラーメンを作っているハイカーもいます。
スポーツ少年団なのでしょうか、2、30名の小学生グループがおにぎりを食べています。
小仏城山は高尾山から小仏峠、景信山を結ぶ尾根道にあり景色の良い場所です。
ここで持参の缶コーヒーを1本飲んだ山小舎おじさんは、高尾山町を目指してスタートです。
下り階段の尾根道が続きます。
非常によく整備されたコースです。
滑りやすい砂利や木の根の露出がほとんどなく、木製の階段も新しいものでした。
大垂水から小仏まではほとんど見ることのなかったハイカーの姿が、ひっきりなしに小仏方面へ向かってすれ違います。
高尾山頂に着きました。
人の姿が一段と多くなります。
ハイカーというより行楽客の姿です。
中国人など外国人の姿、声が多くなります。
山頂からケーブルカーの駅まで歩きます。
行楽客の間にうずまるように進みます。
歩いてゆくと高尾山の守護神・薬王院や薬王院に至る参道、ご神木・蛸杉、サル園などが次々に姿を現します。
高尾山の名所が集中するあたりです。
舗装された道をひっきりなしに行楽客が歩いています。
ファミリー、カップルにとっては絶好の行楽場所です。
薬王院はパワースポットです。
今はケーブルカーができていますが、昔は自力で登らないと参拝できなかった場所にあるお寺です。
2キロほど歩かないと参拝できない戸隠神社と同じコンセプトです。
ありがたさは現在でも濃厚に残っています。
人が集まるはずです。
行程2時間を超えるころから足に疲れが出てきました。
下りになると膝や腰にガタが来るだけではなく、足の筋肉全体が痛くなって思うようなスピードが出ません。
ケーブルカーで下ろうか、とも思いましたが人がたくさん並んでいるのを見て諦めます。
舗装されたメインルートを下ります。
ハイカーの姿は少なくなり、山頂での込み具合が嘘のように閑散としています。
道幅があって本来は歩きやすい道なのですが、思ったより斜度があり、足に負担がかっかり、膝と腰に痛みが出てきます。
休み休み下ります。
ケーブルカーの駅と、土産物屋、蕎麦屋の列が見えてきて下山完了です。
昼食は、八王子によって(駅近くの500円のとんかつ定食を)食べようと思います。
とりあえずお疲れ様。
とてつもなくリフレッシュできた新春の山歩きでした。