令和3年も4月になりました。
今年も山小舎へ帰ってきました。
ところで、山小舎おじさんの奥さんが突如、養蜂に興味を持ち始めて、栃木まで泊りがけで行って、日本ミツバチの養蜂を学んで帰ってきました。
今年の山小舎オープンに同行した奥さんは、巣箱を持参してきました。
巣箱の設置場所を考えた結果、山小舎近辺ではなくて、畑周辺に設置することとしました。
標高1400メートル近い山小舎は、蜜となる花の種類も少なく、スズメバチはよく見かけるのですが、ミツバチはあまり見かけないからです。
畑の近くに大家さんがシイタケ栽培をしていた場所があります。
栗の木が生えていて、ちょっとした日陰になっています。
こんな場所もあるよ、と大家さんから案内されていた場所です。
ここに巣箱を設置することにしました。
奥さんが巣箱を設置してゆきます。
土台はコンテナ2つにしました。
コンテナの上に板を敷き、5ミリの隙間をあけて「せいろ」のような枠を3段ほど積んでゆきます。
ふたをかぶせて、さらに波板で屋根を作り全体を縛って完成です。
実に簡単な構造です。
養蜂でよく見る蜜がしたたる板を引き上げて採蜜する方式は、西洋ミツバチの養蜂なのだそうです。
日本ミツバチの養蜂は、木枠を重ねた巣箱の中に作られた巣の一部を切り取って採蜜するのだそうです。
かつては農家が片手間に巣箱を山林に放置して日本ミツバチの養蜂をしていたそうです。
奥さんの後を受けた山小舎おじさんは、直売所などでパンジー、芝桜、なでしこなどの苗を買ってきて、巣箱のまわりに植えました。
西日が当たらないように設置場所を塩梅して、コンテナを杭で固定しました。
周辺にえひめAI液を散布しました。
昆虫は良く寄ってきます。
果たして日本ミツバチは来るのでしょうか?
4か月ぶりの畑は、南側の山の木が伐採されていました。
一段上の畑の持ち主が伐採しているようです。
おかげ様で畑の日当たりが格段に良くなります。
野良鹿たちも隠れ場所がなくなって行動ルートを変えてくれればよいのですが。
大家さんの家の裏の畑が、おととしの台風19号で土石流に襲われてから1年半たっていました。
こちらも復旧工事の順番が回ってきました。
うまくいけば来年くらいから畑が復活するかもしれません。
とうとう養蜂ですか。
蜂は自然と集まってくるのですか?
刺されないように十分注意してください。
今後が楽しみです。
ニュースなどでは銀座や渋谷の屋上で養蜂している話題が取り上げられることがあります。
私の養蜂家のイメージは花を求めて南から北へ旅する姿です。
沢木耕太郎がそのような養蜂家と旅する話を読んだことがあるのです。
コメントありがとうごうございます。
養蜂は家内の発案なのです。と言い訳したいところですが・・・。
どうなることやら。
最初は調布の自宅でやる、と言っておりましたが、妥協策として山に巣箱を持ってきたところです。
蜂が来るかどうかはやってみないとわからないそうです。
鹿も、キジも、トンビも、タヌキも、昆虫各種もいるところなのでうまくいけば
蜂も集まるかな?と思っております。
折に触れて経過はご報告します。