五月晴れの日。
用事があって富士見町へ行きました。
昼になったので用事の前に食事をとりました。
JR中央本線の富士見駅前はロータリーになっており、観光案内所をはじめ食堂などがあります。
駅舎の一角に立食い蕎麦もあります。
かねがね一度寄ってみたいと思っていました。
ところがGWが始まったこの日、立ち蕎麦店の窓口には「準備中」の看板がありました。
念のために暖簾をのぞき込んで聞いてみました。
係は40代くらいの女性が一人でした。
「準備したツユがなくなって・・・。」と女性。
「GWで、思ったよりお客さんが多かったのか?」と山小舎おじさん。
すると女性がツユの鍋の蓋を開けて「一人分だったらできるかな」とのこと。
慌てて、「発売停止」の看板がかかる自販機でてんぷら蕎麦の食券を購入しました。
てんぷらは出来合いのものでしたが、蕎麦そのものは信州らしく美味しかったです。
それにしても、こういった柔軟といいうか、人間的というか、アナログそのものの対応に時々接することがあるのが田舎暮らしの醍醐味でしょうか。
その間にも続々訪れる来客に謝りつつ、女性は新しいツユを沸かす準備に追われていました。
どうもありがとう!
今どき富士見町の規模の駅で立食い蕎麦店は珍しいのではないでしょうか。
そのサービスぶりも含めて。