廃材をカットしました。
これを手斧で割ってタキギにします。
ところでタキギという言葉、漢字変換すると「薪」です。
薪能などという言葉もあります。
で、マキという言葉があります。
漢字変換すると「薪」です。
タキギもマキも同じ漢字です。
山小舎おじさんは知りませんでした。
おじさんのイメージでは、マキはストーブなどにくべる主燃料で、タキギは主燃料に点火するための割り付け、です。
どちらも同じ漢字、ということは同じ言葉、同じ意味、だったのですね。
で、カットした廃材を割ります。
手斧で割りますが、これが案外簡単ではありません。
板とはいえ、節があるときれいに割れないのは丸太を斧で割るのと一緒です。
パカーン、と幅2センチ程度にそろって割れるとは限りません。
板の厚さによっても違ってきます。
ある時は手斧に一気に力を入れ、ある時はテンポよく割ってゆきます。
コツは手斧の刃をあらかじめ、板に当てておきながら、板ごと土台にたたきつけるイメージでしょうか。
これって、昔、おじさんたちの父親が普段から生活の中でやっていた動作の一つでしたよね。
当時の父親たちは、簡単な大工仕事から普段の家まわりの仕事(庭の手入れ、煙突掃除、大掃除、などなど)をやっていました。
おじさんたちその当時の子供は、そんな父親の姿を見て育ちました。
人生の先達から学ぶこと、無意識に身についていることを思い出すこと、って大事だと思います。
っていうか、身に着いたこと以外できないのが人間なのかもしれませんが。
けっこう割ったつもりが出来上がりはこれくらいでした。
ワンシーズンはとても持たない分量です。
が、主燃料のマキと違い、足りなければ足りないでどうとでもなるのが、タキギの世界です。
その意味では、やはりタキギとマキでは意味が違うような気もするのですが・・・。
ともかく、今年のタキギの量はこれくらいで良しとしましょう。
追記:山小舎おじさんが、本ブログで「タキギ」と呼んでいるものは、正しくは「焚き付け」と呼ぶのが正しいようです。